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           網状星雲 Astrophoto gallery / Veil Nebula ..

NGC 6960  西側
網状星雲はナローバンドフィルター向きの天体です。赤い部分は Hα輝線が強く
細かい模様
をしていて、その上に細い筆で描いたようにOV輝線が覆っています。

 この頁の画像は全て、これら二つのフィルターで AOO 合成したものです。
 (蛇足ですがAOO合成は、R,G,BにそれぞれHα,OV,OVを充てたものです)

   NGC6960網状星雲
    望遠鏡はTOA150  fL=830mm F5.5です。 露出時間はHa:20'x9枚 O3:20'x10枚
   カメラは ビットランBJ53Lです。 
   
 NGC6960網状星雲 Hアルファ画像  Hα画像
くらげ星雲など、新星爆発残骸に見られるパターンが広がっています。

 NGC6960網状星雲 O3画像  OV画像。
α
輝線の上をヴェールのように覆っています。
 NGC6960網状星雲 HアルファO3合成画像  Hα,OVを単純合成した画像です
 
 以下はお気に入りの部分をトリミングして拡大したものです。 NGC6960網状星雲アップ


NGC6992
 東側は明るいので、最も撮りやすい対象です。 露出時間も Ha:20'x6枚、O3:20'x4枚と
西側とは大分異なります。
                            
東側の上半分がNGC6992です。この画像の中央やや下の「くの字」付近はNGC6995で
その下はIC1340とされています。複雑になっていますね。             

      NGC6992網状星雲

  以下は NGC6995-IC1340 のHα,OV画像です。  
 NGC6992網状星雲 Hアルファ画像 NGC6992網状星雲 O3画像

    赤いHα部分が青いヴェールで覆われたように見えます。
     NGC6992網状星雲アップ画像

  
     以下は、短焦点のSKY90(fL407mm F4.5)で撮影した画像です。
     
                 露出時間はHa:20'x6枚 O3:20'x6枚

  これは中央部にあり「Pickering's Triangle」と呼ばれるエリアです。
  三角の下が細くなっているところの左の付近が「網状星雲群」の中心とされています。

     網状星雲ピカリング三角形
           TOA150 fL=830mm      Ha:20'x7枚   O3:20'x6枚です。
      なおピカリングの名は、19世紀後半から20世紀にかけて活躍した米国の天文学者
     Edward Charles Pickering
に由来しています。 

   NGC6960の左(東)のエリアです。他のエリアに比べると大分淡いですが、爆発残骸
  らしく不規則に散乱しています。
 
   




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バナースペース

 NGC6960, 6992-5
 網状星雲 群
   Veil nebula complex 



 はくちょう座
 距離 1600光年
 

 無数の筋状の星雲が網のように絡み合う姿、そして美しい青と赤紫の彩りは独特のものです。
 超新星爆発残骸が数千年(数万年説あり)かけて広がり、今日このような姿として見られるようになったのですが、いまだガスは 100km/秒 で広がり続けていると言われます。
  
 英語では Veil Nebula ですので、ご婦人の顔を覆うヴェールを思い起します。
これまた魅力的な名前だと思います。

 本頁では、網状星雲の東部--中央部--西部のポピュラーな部分の画像をUPしています。








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