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           IC5067 ペリカン星雲 Astrophoto gallery / IC5067-70 Pelican Nebula

 ペリカン星雲の画像 及び 北アメリカ星雲

   この画像は、Hα,SU,OVナローバンドフィルターによる画像をコンポジットした
  ものです。ペリカンの後頭部から首にかけては SUバンドが強いですがそれを表すために、
    HαとSUを合成した後 OVと合成しています。いわば S+A,O,O合成です。

    ぺりかん星雲全体1 
      望遠鏡 SKY90 fL=407mm(reducer使用) F4.5  
     カメラ ビットランBJ53L  露出: S2,Ha,O3:各々20'x5 

    以下はペリカンの首筋部で星の生成が活発な部分のアップで 、TAO fL830mm F5.5で
    撮影した画像です。カメラは同上で露出は S2,Ha,O3:各々20'x6です。
     
     以下はSAO合成画像です。黄色い部分はS2バンドに強く反応している部分です。 
      

  首筋付近の高密度領域では星々が誕生していてハービッグハロー天体(左欄印)が多く
  見られます。ハービッグハロー天体については以下をご参照ください。

 ハービッグハロー(HH)555  (左欄印)
  
HH555は画像の上方部で暗黒部が巻きひげ状に伸びた先端にあり、撮影対象として
  人気がある部位にあります。
   しかし小さいので、15cm鏡では少々苦しいですが何とか写りました。
      
        
  H
α画像を反転しHHを見易くしたものが下・左側の画像です。明るいHH天体は黒く
 なります。右画像はキットピーク天文台撮影の S2の反転画像で、HHの確認と照合ができる ように並べてみました。
  キットピーク天文台画像では、HH天体が7個も示されています。左の私の画像では4個認め られました。
 
ぺりかん星雲HH天体1 ぺりかん星雲HH天体2

  冒頭の画像を用い、IC5067部分を入れてアップした構図としました。
ぺりかん星雲IC5067_1
トップ画像と同じS+A, O, O 合成
です。
ぺりかん星雲IC5067_2
SUを赤にマッピングしてありますので、ベースの
H
αの緑と混じり黄色くなります。

赤の単色系より立体感がでるようになります。


ペリカン星雲と北アメリカ星雲
 
以下は タカハシFS60C fL256mm F 4.3 による画像です。
  AOO合成
  
   SAO合成画像
  



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バナースペース


    
IC5067-5070
 
ペリカン星雲  Pelican Nebula


 はくちょう座
 距離 2000光年
 IC 5070 ペリカン星雲全体
 IC 5067 ペリカン頭部から首にかけて
      の明るい部分。10光年に達す
      る領域。
      以上APOD,Wikipediaより。













 
 ハービッグハロー天体
       
Herbig-Haro object

 HH天体とは 新しく生まれた恒星に付随する星雲状の小領域で、若い星から放出されたガスが数百km/秒 の速度で周辺のガスや塵の雲と衝突して作られる。 従って そこには誕生したばかりの原始星が隠れている…とされています。 

 この種の天体を初めて詳しく研究したアメリカの天文学者、ジョージ・ハービッグ(G.Herbig)とメキシコの天文学者のギイェルモ・ハロー(G.Haro)にちなんで名づけられている。


 









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